人生の特別な瞬間を彩る、華麗なる日本の伝統衣装「振袖」
その優美な姿は、着る人をひときわ美しく引き立て、周囲をも魅了します。

しかし、格式高い装いである振袖には、守るべきマナーと、
より美しく見せるための所作が存在します。
今回は、振袖を着用するにあたって知っておきたい心得を
私たち専門家の視点から丁寧にお伝えいたします。
これから成人式を控えている方
イベントなどでお振袖を着る機会のある方はぜひ参考にして頂き
美しいお振袖姿を楽しんでくださいね♪

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第一章:装いの心構え – 場面に合わせた振袖選びと着付けの基礎

振袖は、未婚女性の第一礼装であり、
成人式をはじめ、結婚式への参列、結納、
パーティーなど、様々な慶事の場で着用されます。
それぞれの場面にふさわしい振袖を選ぶことが、大人の女性としての第一歩です。

1. 場面に合わせた振袖選び

  • 成人式: 人生の門出を祝う晴れの舞台。
    華やかで個性的な色柄の振袖が人気です。
    古典柄、モダン柄、レトロ柄など、ご自身の個性を表現できる一着を選びましょう。
  • 結婚式・披露宴:
    • 新郎新婦の親族: 黒留袖に次ぐ準礼装として、落ち着いた色味で上品な柄の振袖を選びます。主役である新郎新婦よりも目立つことのないよう配慮が必要です。
    • 友人・知人: 華やかさを意識しつつも、新郎新婦の装いを尊重した色柄を選びましょう。
      淡い色合いや、控えめな柄の振袖も素敵です。
  • 結納: 両家の顔合わせという大切な儀式。
    清楚で上品な色柄の振袖が適しています。
    落ち着いたピンクや淡いブルー、クリーム色などが好まれます。
  • パーティー・式典: 格式を重んじつつ、華やかさを演出できる振袖を選びましょう。
    会場の雰囲気に合わせた色柄を選ぶと良いでしょう。

2. 美しい着付けのための基礎

振袖の美しさを最大限に引き出すためには、丁寧な着付けが不可欠です。

  • 肌着の重要性: 肌襦袢と裾よけは、汗や汚れから大切な振袖を守る役割があります。
    吸湿性・通気性の良い素材を選び、きちんと着用しましょう。
  • 補正で理想の体型へ: 必要に応じて、タオルなどで体を補正することで、
    着物がより美しく映えます。寸胴に見えるように補正するのが基本です。
  • 衿合わせは基本中の基本: 左の衿が右の衿の上になるように合わせます。
    これは着物全般に共通するルールです。
    故人の装いでは逆になるため注意が必要です。
  • おはしょりの美しさ: ウエスト部分でできるおはしょりは、着丈を調整し、
    美しいシルエットを作るための重要な部分です。
    たるみがなく、すっきりと見えるように整えましょう。
    おはしょりが短すぎても長すぎても
    スタイルがよく見えませんので注意が必要です!
    おはしょりの長さは5~6センチが目安です。
  • 帯結びで個性を演出: 振袖には様々な華やかな帯結びがあります。
    シーンや振袖の柄に合わせて、個性的な帯結びを楽しむことができます。
  • 裾の長さはくるぶし丈: 裾が長すぎるとだらしなく見え、
    短すぎるとカジュアルな印象になります。
    くるぶしが隠れる程度の長さが理想的です。

第二章:立ち居振る舞いの美学 – 振袖姿をより優雅に見せる所作

美しい振袖を身にまとったら、それにふさわしい優雅な立ち居振る舞いを心がけましょう。
一つ一つの所作に気を配ることで、あなたの美しさはより際立ちます。

1. 歩き方は内股でゆっくりと

普段の歩幅よりも小さく、内股気味に歩くのが基本です。
裾を踏まないように、足の運びを意識しましょう。
急いだり、大股で歩いたりするのは避け、ゆっくりと優雅に歩くことを心がけてください。

2. 座る姿勢は背筋を伸ばして

椅子に座る際は、深く腰掛けすぎず、背筋をまっすぐに伸ばしましょう。
袖が床につかないように、軽く重ねて持つか、膝の上に置くと上品です。
畳に座る場合は、正座が基本ですが、難しい場合は、
無理のない楽な姿勢で座らせていただきましょう。

3. 階段の上り下りは慎重に

裾や袖が引っかからないように、少し持ち上げるか、
軽く押さえながらゆっくりと上り下りします。
特に階段の上りは、一段一段確認しながら慎重に。
介添えの方がいる場合は、手を借りるのも良いでしょう。

4. 物を拾うときは膝を曲げて

床に落ちた物を拾う際、腰から体を折ると袖が邪魔になり、
着崩れの原因にもなります。
膝を曲げて、袖を軽く押さえながら拾うと、優雅に見えます。

5. 袖の扱いは丁寧に

振袖の長い袖は、日常生活において何かと邪魔になりやすいものです。

  • 食事の際: 袂が料理や飲み物につかないよう、必ず袂を重ねて持つか、
    専用のクリップなどで留めましょう。
  • 手を洗う際: 水に濡れないように、しっかりと持ち上げるか、
    袖をまくり上げてください。
  • 移動中: 人混みの中などでは、周りの人に引っかからないように、
    袖を軽く押さえて移動しましょう。

6. 挨拶は立ち上がって丁寧に

座ったままでの挨拶は略式となります。
できる限り立ち上がり、背筋を伸ばして丁寧にお辞儀をしましょう。
お辞儀をする際は、袖が顔にかからないように軽く押さえるのがスマートです。

7. 言葉遣いは上品に

美しい着物には、上品な言葉遣いがよく似合います。
丁寧で落ち着いた話し方を心がけましょう。

第三章:装いを完成させる小物選びとマナー

振袖姿をより一層引き立てるのが、
帯や帯締め、帯揚げ、重ね衿、草履、バッグなどの小物たちです。
これらの小物選びにも、マナーとセンスが問われます。

1. 帯は格式高いものを

振袖には、袋帯や丸帯など、格の高い帯を合わせるのが基本です。
帯の柄や色合いは、振袖とのバランスを見て選びましょう。

2. 帯締め・帯揚げで華やかさをプラス

帯締めや帯揚げは、振袖や帯の色柄に合わせて、
華やかなものを選びます。
結び方にも様々なバリエーションがあり、個性を演出できます。

3. 重ね衿で衿元にアクセント

重ね衿は、振袖の衿元に重ねて、より華やかさを添えるアイテムです。
振袖の色や柄に合わせて、相性の良い色を選びましょう。

4. 長襦袢も大切な一部

長襦袢は、振袖の袖口や振りからちらりと見えるため、
色柄にもこだわりたいものです。
白や淡い色のもの、刺繍入りのものなどがあります。

5. 草履・バッグは統一感を意識

草履とバッグは、素材や色合いを揃えるのが基本です。
振袖の格に合わせて、適切なものを選びましょう。
高すぎるヒールは避け、歩きやすいものを選ぶことが大切です。

6. 足袋は白足袋が基本

足袋は、原則として白足袋を着用します。
色足袋や柄足袋は、カジュアルな装いに用いられることが多いです。

振袖前撮り・ロケーション撮影・舞鶴城

7. 髪飾りは全体のバランスを見て

華やかな髪飾りは、振袖姿をより一層引き立てます。
生花や造花、かんざしなど、様々な種類がありますが、派手すぎるものは避け、
全体のバランスを考えて選びましょう。
生花を用いる場合は、しおれないように直前に買うなど注意が必要です。

8. アクセサリーは控えめに

結婚指輪以外のアクセサリーは、基本的に身につけないのがマナーです。
もし身につけるとしても、小ぶりで上品なものを選びましょう。

9. 香水はほのかに香る程度に

香水をつけすぎると、着物の香りを邪魔したり、
周囲の方に不快感を与えたりする可能性があります。
ほのかに香る程度にとどめましょう。

10. ネイルは上品に

派手すぎるネイルアートや、着物の雰囲気に合わない色は避け、
控えめな色合いにするか、着物に合わせた上品なデザインにするとより良いでしょう。

11. ヘアスタイルとメイクも重要

振袖に合った上品なヘアスタイルを心がけましょう。
髪はまとめて顔周りをすっきりとさせると、着物がより美しく映えます。
眉毛やアイシャドーはいつもよりもすこし濃い目にすると
華やかなお振袖にも負けないメイクになりますよ(^^)
メイクも、華やかでありながらも、品のある仕上がりを意識しましょう。

第四章:心と所作が織りなす美しさ – 振袖を着るということ

振袖を美しく着こなすためには、外見だけでなく、
内面から滲み出る美しさも大切です。
周囲への感謝の気持ちや、場をわきまえた振る舞いがあってこそ、
振袖姿は真に輝きます。

振袖を着用する機会は、人生においてそう多くはありません。
だからこそ、一回一回の機会を大切にし、
日本の伝統文化に触れる喜びを感じながら、
自信を持ってその美しい姿を披露してくださいね。

このブログが、あなたの振袖姿をより美しく、
そして思い出深いものにするための一助となれば幸いです。
もし、さらに具体的な疑問点や不安なことがあれば、
遠慮なくスタジオフォーレにご相談ください。
あなたの晴れの日が、素晴らしい一日となりますよう心から願っています♪

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